施工管理

官公庁や民間企業等から受注した、土木や舗装の工事現場（道路・トンネル・橋梁・敷地造成等）や、建築の工事現場（学校や役所等の公共施設や病院、マンション、商業施設等の民間施設の新築、増改築等）の施工管理を行います。
主な施工管理業務は、①工程管理、②原価管理、③品質管理、④安全管理の４大管理で工事全体を統括していきます。

《01. 工程管理》

現場に合った施工方法や、施工手順を決定し、作業工程を管理し、作業に必要な人員や重機等の手配などを行います。
工事現場が工程表通りに進んでいるかの状況確認・把握が必要です。工事全体のスケジュールを把握し、契約工期を遵守するため、重要な業務の一つです。

●工程表の作成
●人員・資材等の手配
●工程促進の工夫　等

《02. 原価管理》

工事にかかる人件費や現場事務所・備品・重機等のレンタル代、材料費の原価を計算し、決められた予算内で、工事に求められる品質を確保しつつ、利益を確保する必要があります。
予算の超過を最小限にするため、定期的に計画や工程を調整し、適正な利益を確保する大切な業務です。

●実行予算書の作成
●発注資材の数量集計
●発注金額の交渉　等

《03. 品質管理》

工事で使用する材料の寸法や品質が、設計図書や仕様書にある規格を満たしているかを、確認したうえで、施工方法の適性を判断し管理します。
また、出来高の計測や品質評価の対象項目を試験し、長期的な高品質を確保するための管理も行います。

●工事写真の撮影、管理　
●品質の確認及びその品質を証明記録の作成
●出来高の確認
●施工図の作成　等

《04 安全管理》

現場に携わる作業員に、怪我や事故が起きないよう、作業前には全員参加のミーティング（朝礼等）を行い、作業手順の確認や危険個所の情報共有をします。車両や重機、仮設材（足場等）の作業前点検や、災害防止教育などを徹底し、安全に工事を進めていきます。
また、現場周辺の地域の方にも十分配慮することが大切です。

●安全衛生教育
●安全巡視パトロール
●KY活動（危険予知活動）　等

この４大『施工管理』で、発注者及び設計監理者と連携をとりながら、品質の良い構造物・建築物を造り上げます。
とても、やりがいと達成感が味わえる仕事内容です。